Y.MARKET BREWINGとは?様々なビール造りにチャレンジする名古屋唯一のブルワリー

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名古屋駅から約5分の場所にあるY.MARKET BREWING(ワイマーケットブルーイング)は、名古屋初のクラフトビール醸造所として2014年に誕生しました。

「一杯のビールにいっぱいの感動を!」をコンセプトに、300種類以上のユニークなビールを生み出してきた地元愛知のブルワリーです。その魅力と楽しみ方を見ていきましょう。

目次

Y.MARKET BREWINGの誕生秘話

名古屋でクラフトビールといえば、今やY.MARKET BREWINGの名前が真っ先に挙がります。でも、このブルワリーが誕生するまでには、創業者の熱い思いとちょっとした偶然が重なっていました。

名古屋市民の台所「柳橋中央市場」から生まれたブルワリー

Y.MARKET BREWINGの「Y」は、名古屋の台所とも呼ばれる「柳橋中央市場」の「柳(Yanagi)」から取られています。この市場は明治41年から続く歴史ある場所。新鮮な食材が集まる市場の一角から、新鮮なビールを造る夢が始まりました。

柳橋中央市場は名古屋の食文化を支えてきた場所。その歴史ある市場の名前を冠したブルワリーには、地元の食文化に貢献したいという思いが込められています。市場の活気とクラフトビールの創造性が見事に融合した名前なのです。

酒屋の三代目が抱いた「クラフトビールを造りたい」という夢

Y.MARKET BREWINGの創業者である山本氏は、名古屋で酒屋を営む家の三代目。幼い頃から酒に囲まれて育ち、大学卒業後は実家の酒屋を手伝っていました。ある日、アメリカのクラフトビールに出会い、その多様な味わいと文化に衝撃を受けます。

「日本でも、もっと自由でクリエイティブなビールを造れないだろうか」

その思いから、山本氏は本格的にビール造りを学ぶため、アメリカのブルワリーへ修行に出かけました。そこで得た知識と技術を持ち帰り、名古屋で自分だけのビールを造る準備を始めたのです。

2014年、名古屋初のクラフトビール醸造所としてスタート

2014年、Y.MARKET BREWINGは名古屋市中村区に小さな醸造所をオープンしました。当時、名古屋にはクラフトビールを造る場所がなく、地元のビール愛好家たちから大きな期待が寄せられました。

最初は小さな設備で月に数百リットルしか造れませんでしたが、その独創的な味わいはすぐに評判となり、地元のバーやレストランから次々とオーダーが入るようになりました。名古屋のクラフトビールシーンは、この小さな醸造所から大きく変わり始めたのです。

ワイマーケットのビールづくりへのこだわり

Y.MARKET BREWINGのビールが多くの人に愛される理由は、その味わいへのこだわりにあります。単に個性的なだけでなく、飲み手のことを考え抜いた設計が特徴です。

「一杯のビールにいっぱいの感動を!」というコンセプト

Y.MARKET BREWINGが掲げるのは「一杯のビールにいっぱいの感動を!」というコンセプト。これは単に美味しいビールを造るだけでなく、飲む人の心に残る体験を提供したいという思いが込められています。

「ビールは単なる飲み物ではなく、人生の豊かな瞬間を彩るもの」という考えのもと、季節や場面に合わせた様々なビールを開発しています。春には桜の香りを取り入れたビール、夏には爽やかな柑橘系、秋には芳醇な麦芽の風味を活かしたものなど、四季折々の感動を瓶に詰めています。

2杯目、3杯目が飲みたくなる絶妙なバランス設計

クラフトビールの世界では、強烈な個性を持つビールも多いですが、Y.MARKET BREWINGは「2杯目、3杯目が飲みたくなる」ビール造りを大切にしています。初めての一口で驚きを与えつつも、飲み進めるほどに心地よさが増すような絶妙なバランスを追求しています。

例えば、ホップの苦みも単に強いだけでなく、後味がすっきりと切れるように設計。また、アルコール度数も飲みやすさを考慮して、多くの定番商品は5%前後に設定されています。これにより、食事と一緒に楽しめるビールに仕上がっているのです。

苦味の質感にこだわった「ワイマーケットらしさ」

Y.MARKET BREWINGのビールを一口飲むと、多くの人が「これがワイマーケットの味だ」と感じる独特の質感があります。特に苦味の表現にこだわり、単に苦いだけでなく、複雑で奥行きのある味わいを追求しています。

アメリカンスタイルのIPA(インディア・ペール・エール)でも、ただ苦いだけではなく、柑橘系の爽やかさや、トロピカルフルーツのような甘い香りとのバランスを大切にしています。これは山本氏がアメリカで学んだ技術と、日本人の繊細な味覚を融合させた結果生まれた「ワイマーケットらしさ」なのです。

人気のクラフトビールラインナップ

Y.MARKET BREWINGでは、これまでに300種類以上のビールを開発してきました。その中から特に人気の高い定番商品と、個性的な限定ビールをご紹介します。

名古屋城公式ビール「ホッピングシャチ」の煌びやかな味わい

名古屋のシンボル・名古屋城とコラボレーションして生まれたのが「ホッピングシャチ」です。名古屋城の金のシャチホコにちなんだ金色のラベルが目を引くこのビールは、名古屋土産としても人気があります。

味わいは、アメリカンペールエールをベースに、シトラスの爽やかな香りと軽やかな飲み口が特徴。名古屋城を訪れた後の喉を潤すのにぴったりの一杯です。アルコール度数は5.0%で、ビール初心者でも飲みやすい設計になっています。

名古屋城内の売店でも購入できるため、観光客からも「名古屋らしさを味わえる」と好評です。地元の誇りを感じさせる一杯といえるでしょう。

5種類のホップが絡み合う「ヒステリックIPA」の魅力

Y.MARKET BREWINGの代表作といえる「ヒステリックIPA」は、5種類のホップを使用した複雑な味わいが特徴です。その名前の通り、一口飲むとホップの香りと苦みが感情的なまでに押し寄せてきます。

柑橘系の爽やかさ、トロピカルフルーツの甘さ、松のような樹脂感、そして適度な苦みが絶妙なハーモニーを奏でています。アルコール度数は6.5%とやや高めですが、バランスが良いため飲みやすさも兼ね備えています。

クラフトビール専門店のコンテストでも受賞歴があり、ビール通からの評価も高いこの一杯は、Y.MARKET BREWINGの技術の高さを示す証といえるでしょう。

柑橘の風味豊かな「イエロースカイペールエール」

爽やかな飲み口を求める人に人気なのが「イエロースカイペールエール」です。その名の通り、黄金色の液体から立ち上る柑橘系の香りが特徴的。アメリカン・ペールエールのスタイルながら、日本人の味覚に合わせた絶妙な苦みの調整がされています。

使用しているホップは主にアメリカ産のシトラとカスケード。レモンやグレープフルーツを思わせる香りが、暑い夏の日にも心地よい清涼感をもたらします。アルコール度数は5.0%と控えめで、食事と一緒に楽しむのにも最適です。

新作「1の0(ひとのわ)」の派手なラガーテイスト

2023年に発売された新作「1の0(ひとのわ)」は、従来のY.MARKET BREWINGのイメージを覆す挑戦的な一杯です。これまでエールタイプのビールが中心だった同ブルワリーが、ラガービールに初めて本格的に挑戦した作品です。

低温でじっくりと発酵させることで生まれる滑らかな口当たりと、クリアな味わいが特徴。しかし単なるラガーではなく、Y.MARKET BREWINGらしい遊び心も忘れていません。通常のラガーよりもホップの使用量を増やし、フルーティーな香りと軽やかな苦みを加えています。

「1の0」という名前には、「ゼロから新しい一歩を踏み出す」という意味と、「人の輪を広げたい」という願いが込められています。ビール初心者からベテランまで、幅広い層に受け入れられる味わいに仕上がっています。

ブルーイングキッチンで楽しむビールと料理

Y.MARKET BREWINGの魅力は、ビールだけではありません。名古屋駅近くにある直営店「ブルーイングキッチン」では、出来立てのビールと相性抜群の料理を楽しむことができます。

名古屋駅から5分、1階が醸造所・2階が店舗の面白い構造

名古屋駅から徒歩約5分の場所にあるY.MARKET BREWING KITCHENは、1階が醸造所、2階がレストランという珍しい構造になっています。2階の店内からは、1階で働くブルワーの姿やタンクが見え、ビール造りの現場を感じながら食事を楽しめます。

店内は木を基調とした温かみのある空間で、カウンター席やテーブル席があります。窓からは名古屋の街並みも見え、地元の人だけでなく、観光客にも人気のスポットとなっています。

ビールに合わせたい名物料理「手羽先の唐揚げ」

Y.MARKET BREWING KITCHENの人気メニューといえば「手羽先の唐揚げ」です。名古屋名物の手羽先を、オリジナルのスパイスで味付けした一品。外はカリッと、中はジューシーな食感が、ビールの苦みと絶妙にマッチします。

特に「ヒステリックIPA」との相性は抜群。ビールの複雑な苦みと香りが、スパイシーな手羽先の味わいを引き立てます。一度食べると、ビールのお供に必ず注文したくなる逸品です。

最大12種のクラフトビール飲み放題プラン

Y.MARKET BREWING KITCHENでは、様々なビールを試してみたい人のために、クラフトビール飲み放題プランを用意しています。最大12種類のビールが楽しめるこのプランは、クラフトビール初心者にもおすすめです。

プラン名時間料金
スタンダード90分3,500円
プレミアム120分4,500円
超プレミアム150分5,500円

スタンダードプランでは定番ビール8種類、プレミアムプランでは限定ビールを含む10種類、超プレミアムプランでは季節限定や樽生ビールなど全12種類が楽しめます。友人との集まりや、ビール好きな人との特別な時間にぴったりです。

ビールのお供に最適なソーセージやステーキメニュー

手羽先以外にも、ビールに合う料理が豊富に用意されています。特に人気なのが自家製ソーセージとステーキメニュー。ソーセージはY.MARKET BREWINGのビールを使って作られており、ビールとの相性は抜群です。

ステーキは国産牛を使用し、シンプルな塩コショウ味で肉本来の旨みを引き出しています。ジューシーな肉の旨みと、ビールの苦みや香りが見事に調和する一品です。

また、チーズの盛り合わせやフライドポテトなど、ちょっとしたおつまみも充実。ビールを飲みながら、少しずつ色々な料理を楽しむことができます。

ワイマーケットの挑戦と成長

Y.MARKET BREWINGは創業以来、様々な挑戦を続けながら成長してきました。その歩みは、名古屋のクラフトビール文化の発展と共にあります。

人気過ぎて「瞬殺」状態だった初期のビール販売

創業当初、Y.MARKET BREWINGの生産能力は月に数百リットル程度。小さな設備で丁寧に造られるビールは評判を呼び、発売日には長蛇の列ができるほどでした。特に限定ビールは発売からわずか数時間で「瞬殺」状態になることも珍しくありませんでした。

「次はいつ買えるの?」「もっと造ってほしい」という声が多く寄せられる中、山本氏は品質を落とさずに生産量を増やす方法を模索。試行錯誤の末、設備の拡張を決断します。

生産量拡大のため2018年に新工場「名古屋西」をオープン

需要の高まりに応えるため、2018年にY.MARKET BREWINGは名古屋市西区に新工場をオープンしました。「名古屋西ブルワリー」と名付けられたこの施設では、最新の醸造設備を導入し、月間生産量を大幅に増加させることに成功しました。

新工場の稼働により、これまで地元でしか手に入らなかったY.MARKET BREWINGのビールが、全国の専門店やオンラインショップでも購入できるようになりました。生産量は増えても、一杯一杯に込める思いは変わらず、品質の高さは保たれています。

地元の営農組合と協力した豊田市でのホップ栽培

Y.MARKET BREWINGの挑戦は、ビール造りだけにとどまりません。2019年からは、愛知県豊田市の営農組合と協力して、地元産ホップの栽培プロジェクトを開始しました。

日本ではホップの栽培が難しいとされていますが、豊田市の気候と土壌を活かし、少しずつ栽培面積を広げています。収穫されたホップは「豊田ホップエール」として商品化され、地産地消のビールとして人気を集めています。

このプロジェクトは、農業の活性化とクラフトビール文化の発展を同時に目指す、意義深い取り組みとなっています。

ワイマーケットが考える「本当のブルワー」とは

Y.MARKET BREWINGが目指すのは、単にビールを造るだけでなく、ビール文化全体を豊かにすることです。そのために大切にしている考え方があります。

醸造だけでなく販売まで一貫してできる人材育成

Y.MARKET BREWINGでは、「本当のブルワー」とは醸造技術だけでなく、販売や提供の仕方まで理解している人だと考えています。そのため、スタッフは醸造所での仕事だけでなく、直営店での接客や販売も経験します。

「お客様の表情を見ながらビールを注ぐ経験は、次のビール造りに活きる」と山本氏は語ります。実際に飲む人の反応を直接見ることで、より飲み手に寄り添ったビール造りができるというわけです。

「つくり手・売り手・買い手・飲み手」全ての視点を持つ

Y.MARKET BREWINGが大切にしているのは、ビールに関わる全ての立場を理解すること。「つくり手」としての技術、「売り手」としての提案力、「買い手」としての選ぶ目、そして「飲み手」としての味わう喜びを、全てのスタッフが体験し、共有しています。

例えば、新しいビールを開発する際には、醸造担当者だけでなく、販売スタッフや一般のお客様も交えた試飲会を開催。多角的な視点からフィードバックを集め、より多くの人に喜ばれるビール造りを目指しています。

300種類以上のビールを生み出し続ける創造力

創業から約10年で300種類以上のビールを開発してきたY.MARKET BREWING。その背景には、「常に新しいことに挑戦したい」という創造への情熱があります。

定番商品を守りながらも、季節限定ビールや、地元企業とのコラボレーションビールなど、次々と新しいアイデアを形にしています。例えば、名古屋の老舗和菓子店とコラボした「あんこビール」や、地元のコーヒーロースターと共同開発した「コーヒースタウト」など、意外な組み合わせにも積極的に挑戦しています。

この創造力こそが、Y.MARKET BREWINGの最大の魅力であり、多くのファンを魅了し続ける理由なのです。

自宅で楽しむワイマーケットビール

Y.MARKET BREWINGのビールは、直営店だけでなく、自宅でも楽しむことができます。オンラインショップや全国の専門店で購入できるため、名古屋に行かなくても味わえるのが嬉しいポイントです。

クラフトビール詰め合わせセットの魅力

初めてY.MARKET BREWINGのビールを試す方におすすめなのが、詰め合わせセット。定番ビールを中心に、季節限定ビールも含めた様々な種類を一度に楽しむことができます。

セット名内容価格
スタンダードセット定番ビール6本3,600円
バラエティセット定番+限定ビール8本4,800円
ギフトボックス選べるビール4本+グラス3,800円

特にギフトボックスは、オリジナルグラス付きで、クラフトビール好きな方への贈り物としても人気があります。専用の箱に入っているため、見た目も華やかで特別感があります。

ビールと相性抜群の料理のアイデア

Y.MARKET BREWINGのビールを自宅で楽しむなら、相性の良い料理と合わせるのがおすすめです。例えば、「ヒステリックIPA」なら、スパイシーな料理や濃厚なチーズ料理と好相性。「イエロースカイペールエール」は、魚料理や和食との相性が抜群です。

自宅で簡単に作れるおすすめの組み合わせとしては、「ホッピングシャチ」と塩焼きした枝豆。ビールの爽やかさと枝豆の塩味が絶妙にマッチします。また、「1の0」は、唐揚げや餃子などの定番おつまみと合わせると、その清涼感がより引き立ちます。

季節限定ビールを見逃さないコツ

Y.MARKET BREWINGの魅力の一つは、四季折々の季節限定ビール。これらの限定品は数量限定で、発売するとすぐに売り切れてしまうことも少なくありません。見逃さないためには、いくつかのコツがあります。

まず、公式SNSをフォローしておくこと。新作情報や再入荷情報がいち早く公開されます。また、公式オンラインショップでは「お知らせメール」に登録しておくと、新商品発売時にメールで通知が届きます。

さらに、年間を通して様々な限定ビールを楽しみたい方には、定期購入サービス「ワイマーケットクラブ」がおすすめ。毎月厳選されたビールが届くため、店頭では手に入りにくいレアなビールも楽しむことができます。

まとめ:名古屋が誇るクラフトビール文化の担い手

Y.MARKET BREWINGは、名古屋のクラフトビール文化を牽引する存在として、着実に成長を続けています。「一杯のビールにいっぱいの感動を!」というコンセプトのもと、300種類以上のユニークなビールを生み出してきました。名古屋駅近くの直営店では、出来立てのビールと相性抜群の料理を楽しめ、自宅でも詰め合わせセットなどで気軽に味わうことができます。地元愛知の食材や文化を大切にしながら、常に新しい挑戦を続けるY.MARKET BREWINGは、これからも名古屋の誇りとして、多くの人に感動を届けていくことでしょう。


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